見出し画像

CIC Tokyoで「TechCraft by TOPPAN」を開催しました!

 こんにちは、TOPPANデジタル 技術戦略センターの佐藤です!

 この度、TOPPANのサテライトオフィスがあるCIC TokyoでTOPPANの商材や技術を紹介、展示する「TechCraft by TOPPAN」を開催しました。
 この記事では、イベント当日の様子と、TOPPANデジタル 技術戦略センターから展示したAIプロジェクションマッピングを紹介します。


共創空間「CIC Tokyo」

 CIC Tokyoは、様々な企業などを結びつけイノベーションを生み出すための「共創空間」です。2020年に虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー内にオープンし、300社を超える企業が入居し、年間400回以上のイベントが開催されています。
 TOPPANでも共創活動の一環としてCICにサテライトオフィスを設け、グループ全体で活用しています。そのため、CICにはTOPPANの幅広い事業領域のメンバーが参画しています。CICに入居しているスタートアップやIT企業などと一緒に新規ビジネスや研究開発などを生み出す活動をしています。

TechCraft by TOPPANとは

 「TechCraft by TOPPAN」は、11月14日(木)にCIC内にあるTOPPANサテライトオフィスで開催しました。
 本イベントはCIC入居企業の方々との意見交換を目的とした展示イベントです。
 多様なバックグラウンドを持つ参加者の方々にTOPPANの商材や研究開発中の技術などを紹介することで、対話のきっかけを作る場としてイベントを開催しました。

会場の様子

展示物一覧

 TechCraft by TOPPANでは部門を横断している環境を生かし、CICで知り合った社員と協力をして、TOPPANの商材、技術を事業部横断で選定し、展示を行いました。

ダブルビュー®

TOPPAN「ダブルビュー・ディスプレイ」は特殊な化粧シートによってディスプレイの存在を隠しながら、従来同様のコンテンツ表示を可能にした新世代のディスプレイシステムです。(公式サイトより引用)

NARiKiRÜ®

3Dアバターになりきり、有人によるリモートコミュニケーションを可能にするアバター接客サービスです。(公式サイトより引用)

DICTOR®

「医師の働き方改革」の推進と患者への説明内容の理解度向上を目指し、TOPPAN株式会社と北海道大学病院で共同開発したWEBアプリケーションです。
デジタルクローン技術を活用して動画を生成し、説明業務等を支援します。(公式サイトより引用)

メタパ®

「メタパ」はスマホ・タブレット、PCではじめるメタバースプラットフォームです。友達と一緒にショッピングしたり、ショップスタッフと話したり、新しい商品に出会ったり、リアルとバーチャルを融合した新しい体験が可能です。ECサイトへの誘導、イベントによる新規顧客の獲得、コミュニティ、ファンマーケティングの実践など多彩にご活用いただけます。(公式サイトより引用)

AIプロジェクションマッピング(研究/開発中)

生成AIを活用したプロジェクションマッピングで、投影対象のオブジェクトに応じてその場で画像を生成、投影するインタラクティブなシステムです。10月に幕張メッセで開催されたCEATECでも展示し注目を集めました。

バイオメカニクス・センサー(開発品)

展示の様子

バイオメカニクスセンサーは現在開発中のもので、ユーザーの動きや心身の状態を計測するフレキシブル・センサーアレイです。今回特別に展示しました。

AIプロジェクションマッピングとは

 ここからは、技術戦略センターの技術でもある、AIプロジェクションマッピングについて詳しく説明します!

 TOPPANの提案するAIプロジェクションマッピングは、通常のプロジェクションマッピングとは異なり、オブジェクトの撮影とプロンプトの入力だけで、手軽に立体物へのプロジェクションマッピングを作成できるようになっています。
 また、投影対象となるオブジェクトの位置や形状の変更にも対応しており、その場に適応した映像を生成できるため、インタラクティブなプロジェクションマッピングを体験することができます。

TOPPANの提案するAIプロジェクションマッピング工程
機材をセッティングした様子

 今回のイベントでは、車とマグカップが用意されていました。
 来場者が「サイバーパンクな車が見たい」とリクエストすると、担当者は車をカメラの前に置き、プロンプトに「Neon Cyberpunk car」と入力しました。わずか数秒後、ネオンカラーが映えるサイバーパンク風の映像が車の形状に合わせて投影されました。

プロンプトを入力
生成された映像が投影されたオブジェクト

AIプロジェクションマッピング生成の様子

 本システムは手軽さが特徴です。専門的なスキルがなくても簡単に操作できるため、デザイナーや非エンジニアを交えたクリエイティブなディスカッションに活用できるのではないでしょうか。たとえば、製品デザインの初期段階でコンセプトを具体化したり、空間デザインのシミュレーションを行ったりと、幅広い分野で応用が期待できます。
 また、この技術で思い描いたアイデアを即座に可視化することで、アイデア共有のスピードが向上し、チーム全体のクリエイティブな作業がより加速すると思われます。

 AIプロジェクションマッピングによって、これからのデザインやコミュニケーションの在り方が大きく変わることを期待しています!

あとがき

 今回のイベントには多くの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。
 皆様に改めて心より感謝申し上げます。

 今回ご紹介した内容は、TOPPANの取り組みの一部ではありますが、多くの方々と繋がり、新たな視点や発見を獲得する機会になれば幸いです。今後も、自社・他社を問わず、さまざまな協力関係を築きながら挑戦を続けてまいります!


■編集者

佐藤 未来
TOPPANデジタル株式会社
技術戦略センター
戦略チーム



TOPPANデジタルの研究開発についてもっと知りたい方は、こちらもご覧ください!