入社6年目のエンジニアが新米PdMになりました
はじめまして!新米PdMの田中です。
私は新卒でTOPPANに入社し、6年目にしてエンジニアからPdM(プロダクトマネージャー)として働きはじめました。
突然ですが、凸版印刷が社名をTOPPANに変えたことはご存じでしょうか?
大泉洋さんと成田凌さんが出演しているCMを見た方もいらっしゃるかもしれませんね👀
私が好きなCMはこちら↓
CMでも言われているように、社名の印刷が取れたから何か新しくなるのか?と思われるかもしれませんが、これをきっかけに私たちは新たな取り組みを加速させています。
印刷業界が縮小する中で、私たちはデジタル時代に対応し、業界をリードするためにPdMやデザイナーが仲間に加わり、チームを横断して助け合える場も整備されるなど、着実に変化が起きています。
環境だけでなく、社員のプロダクトへの向き合い方も変わってきています。
以前は、プロダクトに課題に感じても解決方法がわからないまま、開発や改修を進めていました。
私も昨年までプロダクトマネジメントの考え方を知らなかったように、社内の多くの人にとっても身近ではありませんでした。最近は、環境が整備されてきたことでプロダクトマネジメントを学んだり、PdMやデザイナーのサポートを受けたりしながらプロダクト改善に取り組む社員が増えてきました!
このように、入社時より社内の「よりよいものを届けたい!」という思いが全体的に高まっていると感じています。私自身も、その思いが強くなりました🔥
本記事では、私がなぜPdMになりたいと思ったのか、現在取り組んでいることなどについてお話しします。
経歴とPdMになろうと思ったキッカケ
2019年に入社してから3年ほど、大手メーカーの物流システムの保守管理や新規構築プロジェクトに参画していました。
2021年後期から2年間、 LOGINECT®データ可視化(TOPPANデジタル(株)が関連特許出願中)のフロントエンジニアとして、ダッシュボードの開発をしました。
試行錯誤しながらダッシュボードを作成したものの、漠然とわかりにくいと感じたのにどこを直したらよいかわからないという状態に陥りました。
当時、ちょうどデザイナーの壁打ち会があったので私も相談に行くことに!
デザイナー中森さん目線の記事です👇
この壁打ち会で「表層だけでなく情報設計からやらなければ本質の課題は改善できない」ということに気づき、ユーザーのニーズや優先度が曖昧なまま開発していたこともわかりました。
この経験から、プロダクト開発はユーザーのニーズを理解し、それをもとに戦略を立てる必要があるということを強く感じました。
そして、プロダクトの成長を推進する役割がPdMであることを知りました。
PdMとPjMって何が違うの?
ところで、PdMとPjMの違いをご存じでしょうか?
私の部門にはまだPdMが少ないですが、PjM(プロジェクトマネージャー)は各チームにいます。私も入社時はOJTの先輩がPjMだったこともあり、漠然とPjMになりたいと思っていました。
どちらもPMと略されることもあり混同しやすいですが、仕事内容が異なるので軽く整理してみます。
PdM(プロダクトマネージャー)
プロダクト全体の責任を持ち、顧客のニーズを把握しながらプロダクトの成長戦略を立て、実行しますPjM(プロジェクトマネージャー)
プロダクトの新機能開発プロジェクトなど、QCDを達成できるよう計画的に人員配置を考えたり、スケジュール管理を行ったりします
どちらも重要な役割ですが、私はユーザーの問題を解決するために動きたいという気持ちが大きくなり、6年目にしてPdMに転向しました。
これまでエンジニアとして働いてきて、部門でまだ数少ないPdMになりたいと言った私を送り出してくれた上司や、最近名前を知った程度の私を迎え入れてくれた先輩PdMには感謝しています。
その気持ちを裏切らないように日々精進していきます💪
PdMとして成長するために取り組んでいること
どのように知識やスキルを習得しているか紹介します。
本を読んで実践する
恥ずかしながら、社会人になってあまり本で勉強をしていませんでした。
ただ、PdMの仕事概要を掴むにはWeb検索では限界があり、先輩PdMの松村さんおすすめの本を中心に読んでいます。
私がまず読んだ2冊を簡単に紹介します。
プロダクトマネージャーのしごと(オライリー・ジャパン)
PdMってどんなことをするのか?という大枠を把握するために読みました。
著者や知り合いPdMの経験や失敗談など具体例が多く、仕事のイメージがしやすくなりました。
チームメンバーとのコミュニケーションの取り方なども載っていて、良くない例に載っている取り方をしていることもあり、ハッとさせられる部分も多かったです。
ラディカル・プロダクト・シンキング(翔泳社)
なぜビジョンが大事なのか、どう行動するのか実例を交えて学べます。
ビジョン駆動型でプロダクト開発を進めないと起こるプロダクト病の例など、耳が痛い部分もありましたが、自分のモヤモヤが言語化され納得できました。そして、もっと良いプロダクトを作るために頑張ろうと思えました!
特に2冊目は、なぜビジョン駆動型で進める必要があるのかなどが丁寧に書かれているので、PdM以外の方にもぜひ読んでいただきたい1冊です📖
できることからやってみて先輩からFBをもらう
松村さんの仕事の進め方を見せてもらいつつ実務スキルを吸収しています。
私ができるタスクを少しずつ増やし、フィードバックをもらいながら今はヒアリング、ロードマップの組み立てやニーズの整理などを行っています。
Goodpatchさんからプロダクトマネジメントについて教えてもらう
冒頭にチーム横断活動があると触れましたが、その一部になります。
私たちはこの活動を委員会活動と呼んでおり、PdM委員会以外にもデータ委員会やデザイン委員会などが存在します。
PdM委員会では、プロダクトマネジメントを学びたいエンジニアが参加し、MVVの作成やロードマップの引き方などの基本からデザインカンパニーであるGoodpatchさん主導のもと学んでいます。
詳細は後日、別の記事でまとめたいと思っているのでお楽しみに!
これからやりたいこと
私がこれからTOPPANのPdMとしてやりたいことは大きく2つあります。
1.自分の担当プロダクトをより良いものにしたい
私はLOGINECT®データ可視化のフロントエンジニアとして働いていましたが、デザインやプロダクトの進め方に課題を感じたからこそPdMになりました。
まだ学ぶことの方が多いですが、積極的にアウトプットし、ユーザーがより「使いたい」「使い続けたい」と思えるプロダクトづくりに励みたいです。
2.社内にプロダクトマネジメントの考え方を浸透させたい
委員会活動などを通じてプロダクトマネジメントの考え方は徐々に広まっていますが、まだまだ浸透の余地があります。
センター内の勉強会やこのような外部発信の場を通して、「誰のために作っているのか」「自分たちのプロダクトが社会にどのような良い影響を与えられるのか」を共に考えながら仕事ができる環境を整えていきたいです。
一緒にプロダクト開発やりませんか?
TOPPANでは、PdMとしてプロダクトを成長させる仲間を募集中です!
まずはカジュアル面談だけでもOKです。お気軽にご応募ください😊