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世界遺産の街からイノベーション          「ICT KŌBŌ® ARIAKE」          

こんにちは、ICT KŌBŌ®︎です。今回は、ICT KŌBŌ®︎の第三拠点として2022年9月に福岡県大牟田市に開設したICT KŌBŌ®︎ ARIAKEについてご紹介します!

福岡県大牟田市

大牟田市は大正6年(1917年)に誕生し、平成29年(2017年)に市政100周年を迎えた人口約11万人の都市です。明治から戦後にかけて石炭産業で隆盛し、市内の至るところで世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成施設のほか、数多くの歴史的施設が当時の面影を残しています。

現在は2次産業が市の主要産業で、沿岸部だけでなくショッピングモールと隣接した市の中心部にも大きな工場群があります。また、東に有明海を臨み、晴れた日には海の向こうの雲仙の雄大な山並みを見ることができます。

ICT KŌBŌ® ARIAKEはそんな大牟田市の中心部に開設することができました。市役所から徒歩5分、大牟田駅から徒歩8分のという立地の良さです。

大牟田市街地と雲仙普賢岳

イノベーション創出拠点の第一号!

大牟田市は「若者が夢をもって働くまちづくり」を方針とし、令和3年度より、IT関連企業誘致、IT導入支援、IT人材育成などの 取り組みを強化しています。

その取組みの一つとして、イノベーションの創出拠点が開設され、ICT KŌBŌ® ARIAKEをこの拠点初の オフィスとして迎え入れていただきました!

ちなみに、この拠点は旧大牟田商工会議所をリノベーションしたもので、昭和11年竣工から平成29年まで80年の長きに渡り 大牟田市のビジネスを支えてきました。今年、生まれ変わったこの建物には、複数のICT関連企業が入居する予定です。

旧大牟田商工会議所

オフィス環境

ICT KŌBŌ®︎ ARIAKEは大牟田市の歴史を支えてきた石炭産業をオマージュすることをデザインコンセプトとしています。

大牟田市から提供いただいた石炭関連施設のレンガや、旧大牟田商工会議所の腰壁を当時のまま残すことでモダンながらも街の歴史を感じられます。

石炭関連施設のレンガをあしらった入口
高い天井と広く開放感のあるワークスペース
当時の腰壁が残る会議室
シックな雰囲気で防音も整ったWeb会議ブース
街中のカフェをイメージしたモダンな休憩スペース

仕事内容

ICT KŌBŌ®︎ ARIAKEのミッションも「ニアショア開発」「新規ソリューション開発」「技術研究開発」「雇用創出 / 人財採用」の4つです。

ニアショア開発

ICT KŌBŌ® ARIAKEでは同じ福岡県内の九州事業部との連携強化に取り組んでいます。大牟田市の社会課題解決を軸に、多方面でシステム開発の協力を進めています。

新規ソリューション開発

ICT KŌBŌ® ARIAKEも他のICT KŌBŌと同様に、社会課題解決へ向けたソリューション開発に取り組んでいます。現在、行政・民間企業とスキームを組んで水田の遠隔監視の実証実験中です。他のICT KŌBŌで生まれた技術をブラッシュアップするとともに、アレンジを加えながらLPWA通信を利用した独自の新規ソリューションを開発しています。

技術研究開発

ICT KŌBŌ® IIZUNAからLPWA通信やセンシングなどの技術協力を得ていましたが、今後は技術移管を進め独自の技術研究開発にも取り組みたいと考えています。また、地元の高専とタイアップした実証実験スキームの構築も進めています。

雇用創出 / 人材採用

開設早々ではありますが、有明海沿岸の教育機関の大学生、高専生に向けてインターンシップを受入れました。全体で13名の学生に5日間ずつICT KŌBŌ® ARIAKEを体験していただきました。毎日新しいことに挑戦できたと大変好評でした。
これが、新卒採用に繋がってくれることを祈るばかりです!

嬉しいことに即戦力採用では、9月に1名仲間が増え、11月にも1名増員予定です。少しずつですが確実に増員できています。今後は特に地元採用に力をいれていきます。

大牟田市には日本の近代化を支えた石炭産業の歴史があります!
ICT KŌBŌ® ARIAKEは、その歴史をリスペクトしつつ、ICT技術で次の100年を創出したいと考えています!
是非、皆さん、応援してください!

次回は東京企画チームの取り組み紹介を予定していますので、
お楽しみに!