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トッパンの『Erhoeht-X®(エルヘートクロス)』は創業時の最新印刷技術が由来していた

こんにちは、Erhoeht-X®推進事務局です。
突然ですが、「Erhoeht-X®」の文字を見て正確に読むのは難しいのではないでしょうか。こちらはトッパンのDX事業のブランド名で「エルヘートクロス」と読みます。

『Erhoeht-X®(エルヘートクロス)』を知ってもらうことも、note発信の一つの目的にしているので今回詳しく紹介したいと思います!

『Erhoeht-X®(エルヘートクロス)』とは?

『Erhoeht-X®(エルヘートクロス)』とは、トッパンが全社をあげ、社会や企業のデジタル革新を支援するとともに、当社自体のデジタル変革を推進するコンセプトです。DXの取り組みをこれまで以上に推進していくために名付けられました。

なぜトッパンがDX?と感じるかもしれませんが、実はトッパンには印刷で培った様々な技術やノウハウがあります。トッパンはこの印刷テクノロジーをベースにした「DX(デジタルトランスフォーメーション)」と「SX(サスティナブルトランスフォーメーション)」を駆使し、社会に貢献することを目指しています。

「エルヘート」は創業当時の最新技術が由来

聞き馴染みのない「エルヘートクロス」のネーミングはどこから来ているのでしょうか。実は社名にも影響を与えた印刷技術の名前に由来しています。

1900年(明治33年)に設立された凸版印刷の社名は、当時の最先端技術である「エルヘート凸版法」に由来しています。「エルヘート」という言葉の語源はドイツ語の「Erhöhen(エルホーヘン)」で「高める」という意味があります。

社名の由来にもなったエルヘート凸版法の銅版

「エルヘート凸版法」
精巧かつ同一の印刷版を大量に作成できる印刷技術。精緻な紋様を使うことで、高品質かつ偽造防止効果が高い印刷が可能なため、当時の印刷局(現在の独立行政法人 国立印刷局)で紙幣の印刷などに用いられていました。

出展:凸版印刷株式会社HP

印刷技術の発明はコミュニケーション革命として、人類に大きな影響を与えたと言われています。近年トッパンでも取り組んでいる「AI」や「メタバース」のように、当時の最新技術だった「エルヘート凸版法」を活用して社会に貢献したいという想いから凸版印刷が設立されました。

原点でもある、最新技術を活用して、マーケットニーズに対応する創業当時からのDNAを継承する想い(「エルヘート」)と、印刷テクノロジーの進化とともに、先進のデジタルテクノロジーや高度なオペレーションを掛け合わせ(「クロス」)、データ活用を機軸としたハイブリッドなDX事業を展開するという意味からDX事業のコンセプトを『Erhoeht-X®(エルヘートクロス)』と命名しました。

17分と長い動画ですが、トッパンの歩みや想いをお届けする動画がありますので是非ご覧ください!


印刷で培ったノウハウや加工技術「印刷テクノロジー」

何度か出てきている「印刷テクノロジー」とは、トッパンが長い歴史の中で印刷事業を基盤として培った知識・ノウハウ、加工技術などが融合し、進化した独自のリソースを表しています。

「情報加工」 「微細加工」 「表面加工」 「成型加工」 「マーケティング・ソリューション」これら5つのコアテクノロジーはそれぞれが独自性を持つ技術であると同時に、複合的に組み合わせることで、新たなソリューションを創出する能力を持っています。

例えば「情報加工」での情報・データを扱い、セキュリティに細心の注意を払う点は『Erhoeht-X®(エルヘートクロス)』にも活かされています。

トッパンの「印刷テクノロジー」


『Erhoeht-X®(エルヘートクロス)』の推進

トッパンは『Erhoeht-X®』のコンセプトのもと、DX事業においてイノベーションを創出し、社会やお客さまのデジタル変革を推進していくことを目標にしています。また、DX事業を通してSDGsの実現、脱炭素社会の実現など「SX」にも貢献していきます。

印刷を基盤としているトッパンだからこそ実現できるDXがあると感じています。
社会やお客さまの困りごとをしっかりと聞き、要望に合わせたカスタマイズや解決策を提示することは、これまでトッパンが行ってきた印刷事業のプロセスです。

フィールドがデジタルに変わっても、1900年創業時の想いやDNAをこれからも継承しつつ、新たな時代に貢献すべく『Erhoeht-X®』を推進していきます!

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